旧制中学校時代から書と短歌に打ち込んできた著者は、思考錯誤を繰り返しながら、やがて独自の世界を作り上げていった。 これは詩集というよりは、毛筆で「詩」をうたったアートだ。もちろん毛筆自体も著者の魂が息づく味のある芸術だが、それ以上に素晴らしいのが、著者の気持ちを素直に反映させた文章である。本書では難しい言葉も美しい言葉も使われていないが、それだけに著者の人間性が率直に伝わる。それは、忙しい現代人が忘れてしまった倫理感を鮮やかに甦らせるのだ。それ故、読者は共感と納得のあまり、ページを繰るごとに毎度うなずいてしまうだろう。 例えば、「むりをしないでなまけない。わたしは弱い人間だから」という詩には、誰にでもある人間的な弱さを否定せず受け入れる精神が感じられ、安心感と清々しい親近感を覚えずにはいられない。 読み終わって「生きていてよかった」と思いたくなるような不思議な詩集だ。(今西乃子)
心が澄む本
作品と、それに対する短いコメントが書かれている本です。
その一つ一つが心にダイレクトに伝わってきて、
日々、ため息をつく度に曇っていった心が綺麗に浄化されたような気分になりました。
30分あれば、一通り読めてしまいますが、
何度読んでも、その度に気付かされる物があります。
お勧めです☆
現世利益
限られた尊い生命。もちろん、人間に限らず全ての動植物に言えますが、毎日を感謝して生きていくのは口では簡単ですが、実際はそうたやすいことではありません。 私は、この作品を通して相田みつを氏の死生観を学び、一日一日を大切に生ききる必要性を実感しました。 作者は、人間は本来が弱い生き物であり、自然に対してはあるがままに己を受け入れていく姿勢が大事だと語っています。また、死をしっかりと見つめて生の喜びを識るとも言っています。 『おかげさま』の心を常に頭に入れて生きていきたいと思います。
相田先生の魂の結晶です。
3年B組金八先生のシリーズ7で始めて出会った相田みつを先生の言葉。短いのにものすごく心に響くメッセージの数々。仏教があり、日本語があり、そして相田先生の数々の苦労があってはじめて出来あがったものではないでしょうか。時にどんな多くの言葉やテクニックをしても伝わらないものがあります。特に近代化、西洋化といったことで多くの情報がありとあらゆる所にあふれている世界で、本当に私達人間にとって大切なものとは何なのかを、あらためて教えていただいているような気がします。読んでいると、ふと日本人でよかったと思える本です。 壁にぶつかった時、どうして良いか分らない時に開くと何気に答えが見つかります。 今私に元気をくれる一番大切な人へ、私から何も伝えられないももどかしいおもいからせめてすばらしい言葉をとおもい1冊、7年間日本で日本語を勉強し、そして働いていたアメリカ人の友人が帰国することになり、こんな日本語もあるよという思いで1冊プレゼント。仕事をやめて悩んでいた友人にも薦めてしまいました。一人でも多くの方に読んでいただきたい良書です。
毛筆のインパクト
3年B組金八先生でたびたび取り上げられる、相田みつを氏の言葉。番組で取り上げられた彼の言葉は一部であるのかもしれないけれども、私自身にも伝わってくるものがあり、他の言葉にどのようなものがあるのか知りたくなった。そして、本書を購入することにした。本書は人生の困難にぶち当たったとき、解決に寄与するメッセージを提供してくれる。 毛筆で書く、彼のメッセージは味わい深いだけではなく、非常に重い。彼のメッセージを聞いて、人それぞれ何かを思い出し、感じることは必ずあるはずだ。次のページをめくることがもったいなくなるくらい、現在開いているページのメッセージについて思いにふけりたくなる。私のお気に入りは「そのとき どう動く」。左記のようにパソコンの文字ではなんともない言葉も、彼の毛筆で描かれれば、重みが出てくる、たった8文字の不思議な言葉である。 彼のメッセージを読んでいるとイメージから金八先生が全く消えてしまう。それだけ、本書のインパクトは強い。一通り目を通したけれど、この本は何度も繰り返し、読まなくてはならない。今日はこのメッセージに共感し、明日は違うメッセージに共感するだろう。
大切な本になった
相田みつをさんの言葉は胸に響きます。 いい言葉ばっかり。 きっとこの先もたくさんの人々に、相田みつをの言葉は愛されるだろう。 元気になれます
角川書店
にんげんだもの 逢 (角川文庫) いちずに一本道 いちずに一ツ事 (角川文庫) いのちのバトン ―初めて出会う相田みつをのことば (角川文庫) 育てたように子は育つ―相田みつをいのちのことば (小学館文庫) 大事なこと (相田みつを 心の詩)
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